コマウォ★韓国語

韓国語を毎日楽しく&激しく猛勉強中! 

共通テスト[韓国語]を解いてみました

TOPIK5級取得者は何点取れる?

 

 

先日終わった2024年の共通テスト。

受験された皆さま、大変おつかれさまでした!

 

さて、試験終了となり早くも試験問題と解答が公表されています。

 

仕事がら英語をよく使っていたこともあり、去年までは英語の問題だけ解いていたのですが今はひたすら韓国語に没頭中。

 

今年は韓国語の問題を解いてみなくちゃ! とおもいつきました。

 

結果は・・・・・・?

今年の2024年(令和6年)の問題は、160点(200点満点)

昨年の2023年(令和5年)の問題は、168点(200点満点)

 

80%と84%。微妙~?( ´∀` )

TOPIK6級目指すなら9割は余裕で超えなくちゃ!

 

共通テストで問われるのは何か?

韓国語に限らずですが、共通テストは図表やグラフなど複数の資料を用いて考察させ、学習した知識を日常生活の中で活用できる力を評価するもの、とされています。

 

センター試験から何が変わったかというと「思考力が必要」というのが大きなポイントです。

 

共通テスト<韓国語>の基本情報
  • 試験時間: 80分
  • 出題形式: マークシート方式(リスニングなし)
  • 大問数: 4問
  • 設問数: 合計43(=マーク数)
  • 配点:  問題により1問につき4点または5点/ 200点満点

 

どんな問題が出ているのか?

2024年(令和6年)の問題は下のような内容でした。

 

第1問: 合計40点

A 問1~2 発音  [ Q1~2:各4点 ]

B 問1~5 語句挿入 [ Q3~7:各4点 ]

C 問1~3 語句の並べ替え [ Q8~10:各4点 ]

 

第2問: 合計50点

A 問1~5 2人の会話文に関する問題:語句挿入・内容合致・会話文全体の内容把握 [ Q11~15:各5点 ]*1

B 問1~5 3人の会話文に関する問題:語尾選択・語句挿入・一文挿入・内容一致・会話文全体の内容把握 [ Q16~20:各5点 ]*2

 

第3問: 合計50点

A グラフに関する問題: 1問のみで2つの解答を答える [ Q21~22:各5点 ]

B 問1~3 プリントされた案内文に関する問題:内容一致、語句挿入、案内文全体の内容把握 [ Q23~26:各5点 ]

C 問1~3 ウェブサイトにある案内文(資料は合計3点)に関する問題:内容一致 [ Q27~30:各5点 ] *3

 

第4問: 合計60点

問1~10 長文読解 [ Q31~33:各4点、Q34~41:各5点、Q42~43:各4点 ]

 

以上、第1問~第4問までで200点満点

 

ソウル大学校 医科大学……ここは共通テストでは入れない(;^_^A

 

問題を解いて気づいたこと💡

発音問題がある

韓国語のテストは筆記だけでリスニングがないためか、発音の問題が出ます。英語のリーディングと大きく異なるのはこの点だと思います。

 

耳で聞いたらわかると思う単語も、問題文で見ると慣れていない分チョット焦りました(;^_^A

 

Q1では今年は二重パッチムを含む終声、昨年は初声ㄹの発音が、Q2では今年は助詞가の前にある기(名詞の一部、または用言の後について名詞を作る接尾辞)、昨年は語尾고の発音でした。

 

複数の資料から読み取る思考力が問われる

今年の問題からは、会話文と地図を示され会話の中で話している場所を問う問題や、カレンダーとスマホの会話履歴から答えを出す問題がありました。

 

昨年ではインターネット・ショッピングに関するメールのやりとりを読み、選択肢に書かれた内容のうち金額が高いものを選ぶ問題が出ていました。「えー計算⁈」と、ちょっとびっくり。ただ、資料が読み取れれば簡単な掛け算と足し算を使うだけでした。

 

第4問の長文問題は・・・・・・

文字量は今年も昨年と変わりなく、問題用紙2ページにぴったり収まる程度です。

 

長文のテーマについては、昨年が「韓国社会のコーヒー文化」に関するもので、生活になじみのある読みやすいものでしたが、今年は「遺伝子医療の発展」に関するものだったのでちょっと難しくなった印象でした。

 

복촌한옥마을(北村韓屋村)で見かけたマップ♬

 

漢字語の単語に使われている漢字を問う問題

漢字語の問題は第4問の問1に3問あります。これは昨年から変わっていませんでした。

漢字語から作られた単語の中にある1文字と同じ漢字を使っている単語を選ぶ問題です(Q31~33)。

 

選択肢はそれぞれ例文の中に下線を引いて示されているので漢字を特定しやすい問題です。問われている単語もそれほど難しいわけではなく、漢字が不得意でなければパズルような感覚で解けるのではないかと思います。

 

・・・・・・が、普段の生活でも漢字を度忘れするくらいですから、テスト会場で受験したらもちろんパズル感覚というわけにはいかないと思います(;^_^A

 

このような問題はTOPIKには出ることはなく、とても日本人向けの試験問題だと感じました。

 

身近なテーマは「推測」できて解きやすい

ごみ出しの案内文、図書館の利用案内などを扱った資料を読むときは、韓国語の単語を全部知っていなくても基本的なルールになじみがあるので推測が可能です。

 

韓国語の文字を必死になって読み解こうとするよりも、テーマから推測して「書かれているだろう内容」を探す目的で読んでいくと解きやすいと思いました。

 

私自身の課題を見つける

今回の挑戦から、TOPIKで高得点を目指す上でも克服しておかなければならない課題点も確認できました。

  • 単語
  • 熟語
  • 語尾
  • 鼻音化のルール
  • 2重パッチムで終わる動詞の活用と発音
  • 自動詞・他動詞の区別とその連体形
  • 資料・文章の読むスピードアップ
  • 資料の細部まで読み取ること

 

おっと、結構多くないかい? (;^_^A

 

逆さですが「一方通行」と書かれたハングル。[ㅇ]の部分がかかわいい (^^♪

 

楽しく勉強しなくちゃ!

今回の共通テスト問題チャレンジは自宅で勝手気ままにやってみたのですが、とても楽しく受けられました♬

 

今年の分だけのつもりが、ついうっかり昨年の問題も解いたわけでした( ´∀` )

 

TOPIKのテキストをこなさねば! と視野が狭くなっていたところに、鈍くなっていた箇所をツンツンつつかれた感じです。

 

自分の足りないところも再認識できました。

 

共通テストの過去問に、고마워★コマウォ★ありがとう!

 

間違えた問題はしっかり復習しておきます! 

 

 

 

*1:昨年は会話文の資料がひとつで5問の出題でしたが、今年はメインの会話文の資料もとに、追加資料(メール文章・地図)が加わっての出題になっていました

*2:昨年は2人の会話でしたが、今年は3人の会話となっていました。ただ、会話全体の分量はほぼ同じでした

*3:第3問全体としては扱う資料数が合計5点というのは変更なかったものの、一つの問題に使われる資料が昨年は1点または多くても2点だったところが、今年は3点の設問もありました。