コマウォ★韓国語

韓国語を毎日楽しく&激しく猛勉強中! 

プバオ、中国に行っても元気でね!

韓国のアイドルパンダ、プバオの旅立ちを惜しみつつ・・・・・・

ソウルでプバオの本を買ってきました!

書店にあったプバオの本3種類のうちの2つは写真集で、いっそ3冊全部買っちゃおうか! と思ったのですが、写真集はやっぱり重くてどれか1冊に絞ることに・・・(;^_^A

悩んだ末、今回は読解力アップの目的を重視して写真集はおあずけとし、読み物のほうの1冊を選びました。

 

著者は판다 할부지「パンダのおじいちゃん」と呼ばれる飼育員カン・チョルウォンさん

プバオ[福宝]とともに大人気の飼育員カン・チョルウォンさんによる著書です。

プバオのお父さんはロバオ[楽宝]、お母さんはアイバオ[愛宝]という名前であることから、韓国にいるパンダたちは「バオファミリー」とも呼ばれていて、飼育員のカンさんはカンバオ、ソンさんはソンバオ、というように飼育員さんも「ファミリー」のメンバーとして呼ばれます。

 

そしてプバオが生まれる前、ロバオとアイバオの世話をしてきた飼育士カン・チョルウォンさんは「パンダのお父さん」とも呼ばれていたのですが、アイバオがプバオを生んでからは「パンダのおじいさん」と呼ばれるようになったいうわけです。まだお若いのに!

 

書籍データ

나는 행복한 푸바오 할부지입니다 

~바오 가족과 한께한 기적 같은 나날들

글: 강철원 (에버랜드 동물원)

사진: 류정훈(에버랜드 커뮤니케이션 그룹), 강칠원(에버랜드 동물원)

발행처: (주)시공사 

초판 1쇄 발행일 2024년 2월 25일

ISBN: 979-11-7125-117-9  (03810)

값: 18,000원

 

 

タイトル:私は幸せなプバオのおじいちゃんです

副題:バオファミリーと過ごした奇跡のような日々

著者:カン・チョルウォン(エバーランド動物園)

写真:ユ・チョンフン(エバーランドコミュニケーショングループ)、カン・チョルウォン(エバーランド動物園)

出版社:株式会社時空社

初版発行日:2024年2月25日

ISBN: 979-11-7125-117-9  (03810)

定価:18,000ウォン

 

目次を紹介・・・・・・

プロローグ

Part1 ジャイアントパンダとの出会い

Part2 わたしの夢はパンダのおじいさん

Part3 プバオ、きみのパンセイ*1を応援するよ

Part4 新しい始まり、幸せはいつでもわたしたちのそばにある

エピローグ: 今日も菜の花を植える

スペシャルコラム「飼育員として生きること」

1.飼育員になる道

2.飼育員がたどる道

3.飼育員がとどまる道

 

この本、時空社という韓国の大手出版社から出ている本ですが、時空社ジュニアというレーベルから出していることもあるうえ、テーマ的に若い人にも人気の内容だからか、韓国語学習者にとっても読み進めやすい文章だと思います。

飼育員としてのお仕事風景やパンダたちの写真も豊富なので文章も理解しやすく、YouTube動画で見慣れている「カンバオ」さんが語っているのを聞くような感じで読み進められます。

 

そして何よりこの本を購入してラッキーだったのは、レジでプバオの写真のカードを1枚もらえたことです!

角度によって2パターンの写真が楽しめるレンチキュラー加工になっているカードです。

書籍の裏側。左側に写るカードは角度によって別の写真が見えます。

こんなおまけを付けてくれるなんて、編集者さんと出版社さんへの感謝の気持ちがアップします♪

 

カードの裏はこんなかんじ

 

■ プバオ人気の理由と中国への返還 ■

プバオ(福宝/ 푸바오)は韓国で初めて自然繁殖によって誕生したメスのジャイアントパンダです。

2020年7月20日に生まれて以来、韓国の国民から絶大なる人気を集めるアイドルになっています。

パンダを飼育しているエバーランド動物園のスタッフたちによってアップされる動画を見てファンになる人たちが多かったということです。

パンダ誕生と成長の時期はちょうどコロナで外出ができない時期に重なっていたので、日々動画を見ては心を癒される人ばかりだったはずです。

そのプバオが2024年4月3日に中国に返還されてしまうのです。中国から貸与されるパンダは15年なのですが、貸与期間中に生まれた赤ちゃんパンダは4歳になるまでに中国に返還しなくてはならないという契約なのだそうです。

 

ちなみに上野動物園のシャンシャン(2017年6月12日生)は本来なら3歳のとき(2020年12月末)に中国に返還という契約でしたが、コロナが発生したことで返還時期が5回延期となった結果、2023年2月21日、5歳半過ぎまで日本にいたわけでした。

 

<福の宝>のプバオ、名前のとおり中国でも幸せに過ごしてもらいたいと願っています。

わたしにとっても癒しの存在でいてくれたプバオに、고마워★コマウォ★ありがとう!

 

 

 

 

*1:=「人生」ならぬ「パン生」。パンダとしての一生